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僕がアメリカに行く楽しみの一つに、古い映画館で昔のミュージカル映画を見ることがある。サンフランシスコからCal Trainという電車に乗って約1時間。 Palo Altoという町にこのStanford Theatreがある。大手のコンピューター会社が所有している映画館なので、ほとんど社長の趣味でやってるという感じである。入場料は大人6ドル。毎月火、水曜以外の毎日、往年の名画がほぼ日替わりで上映されている。
アメリカの都市には1920〜1930年代頃に建てられた豪華な映画館がたくさんありました。60年代頃にその多くは壊されてしまいましたが、それらの映画館を保存しようという動きがだんだん高まり、修復されて再び昔の輝きを取り戻しています。昔の映画館は本当に豪華で、中はまるで宮殿のようです。この手の映画館にはかならずパイプオルガンがあり、休憩時間に演奏してくれます。
このあいだ僕が行った時は、ちょうど18週間にわたってハリウッドミュージカルを108本上映している最中であった。ビデオで見ることしか出来なかった作品を大きなスクリーンで見れることは、僕にとってクラクラするぐらいの喜びである。ドデカいスクリーンを見上げて見るアステアやニコラスブラザーズのダンスはすごい迫力である。クローズアップのジュディガーランドは、僕たちを見下ろしながら歌いかけてくれる。すばらしいミュージカルナンバーが終わるたびに、お客さんたちはちゃんと拍手をするのである。(これがとても良い雰囲気なんです)Stanford Theatreにもパイプオルガンがあって、休憩時間に演奏してくれます。シアターオルガンには、NHKホールでクラシックを聞くような固苦しさはなく、その日の上映作品の主題歌やスタンダードの曲を演奏してくれます。当時のままの豪華な映画館、休憩時間のパイプオルガンの演奏、そんな昔のままのスタイルで見るミュージカル映画は最高に贅沢である。

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